「腰が軽いドライブ」をつくる、姿勢リセットのすすめ
骨盤が喜ぶ、やさしい運転習慣
長時間の運転のあと、なんとなく腰やお尻が重たい…。
その“なんとなくの違和感”、もしかすると「座り方」にヒントがあるかもしれません。
このコラムでは、運転中の姿勢を「がんばって直す」ではなく、やさしく気づいて、無理なく整えるためのステップをご紹介します。
骨盤ってそんなに大事?
はい、大事なんです。
骨盤は、上半身と下半身をつなぐ身体の“土台”。運転のように長く座っていると、その土台が傾いたり、ねじれたりしてしまいます。
その結果、腰やお尻のだるさ、肩こり、脚のむくみといった不調につながることも。
まずはここから|やさしいセルフチェック
自分の姿勢が悪いかも…と落ち込まずに、「気になることあるかな?」くらいの気持ちでチェックしてみましょう。
- 車を降りたあと、腰やお尻がどんより重い
- 背もたれに寄りかかりすぎている
- 座っているうちに、お尻が前へズレる
- ハンドルを握ると肩に力が入りやすい
- クッションがないと腰がつらい
- アクセル操作時、右足ばかり疲れる感じがする
0〜2個: よい感覚!でも、気づくことは損なし。
3〜4個: 少しずつ負担がたまりやすい状態かも?
5個以上: 身体が「そろそろ姿勢リセットしたいな」と言っているサインかも!
「姿勢リセット」のやさしい3ステップ
STEP 1|気づくこと=もう第一歩!
「今ちょっと丸くなってるかも」「腰が沈んでる感じがする」 ——そんな風に“気づけた”ことこそ、姿勢を変える最初のスイッチです。
STEP 2|座り方を、ほんの少し変えるだけ
- ・お尻をシートの奥まで入れて座る
- → 骨盤が立ち、自然と背筋がラクになります。
- ・背もたれはやや立て気味に
- → 深く座った姿勢が保ちやすくなります。
- ・膝が股関節よりやや低い位置になるようシート調整
- → 骨盤が安定し、下半身の血流も◎!
💡 ちょっとプラス: クッションや骨盤ベルトを使うのもおすすめ。
STEP 3|休憩で“ほぐす”習慣を
1〜2時間おきに車を降りて、簡単ストレッチを試してみてください:
- 肩をゆっくまわす
- 腰に手をあてて軽く反る
- お尻を左右に揺らす(立った状態で)
- 足首をぐるぐるまわすり
カイロ先生からのアドバイス:
「ストレッチは“毎回ちゃんと”より、“ちょこちょこ気づいたときに”が続くコツです。身体って、意外とやさしく扱う方がうまくいくんですよ」
できていない自分を責めないで
「また猫背になってた…」ではなく、
「気づけた!」と自分を褒めてあげてください。
完璧じゃなくても、今日ひとつだけ試してみる。
それだけで、骨盤も心も、きっと軽くなっていきます。
最後に|骨盤にやさしい姿勢で、もっと快適なドライブへ
姿勢は「治す」ものではなく、「育てていく」もの。
気づき → 小さな工夫 → 習慣、というステップを繰り返すことで、骨盤にも優しい運転スタイルが自然と身についていきます。
さあ、次にハンドルを握るときは、
今日の“気づき”をひとつだけ、持っていってみてくださいね。