古川第一施術院

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古川第一施術院の健康コラム

【カイロ先生の体なび】vol.13

腰にやさしい草取り・草刈りの姿勢とは?

はじめに

夏の勢いを引きずって、9月も草はどんどん伸び続けます。涼しくなって作業がしやすい反面、腰を痛めて来院される方も増えるのがこの時期の特徴です。
その大きな理由は「草取りや草刈りでの姿勢」にあります。

腰に負担がかかるのはなぜ?

草取りは、どうしても前かがみや中腰が続きます。腰を曲げて体を支えたまま長時間作業することで、腰椎や骨盤まわりの筋肉に大きな負担がかかります。 さらに草刈り機を使うと、振動が腰から肩まで伝わり、片方の腕や腰だけに力を入れてしまいがちです。その結果、腰痛や肩こり、翌日の強い疲労感につながるのです。

腰にやさしい姿勢の工夫

草取りでは「腰を曲げて支える」のではなく「膝や股関節をうまく使う」ことが大切です。

  • 地面の草を取るときは、しゃがみ込むより片膝をつく姿勢の方が安定して腰がラクになります。
  • 長時間の作業は、低い椅子や踏み台に腰かけて行うと腰の負担が分散されます。

草刈り機を使うときは、体の片側だけに重さを預けないように注意が必要です。

  • ストラップの長さを体格に合わせて調整し、肩・背中・腰でバランスよく支えるようにしましょう。
  • 刈るときは腰を深く曲げず、膝を軽く使って上下する動きを取り入れると、腰の疲れを防げます。

まとめ:作業は「こまめに休憩」がポイント

炎天下の夏場と違い、秋は涼しくてつい夢中になりがちです。しかし1時間以上続けてしまうと、腰まわりの筋肉は固まり疲労が溜まります。 30〜45分に一度は休憩を入れ、軽く体を伸ばすことが、翌日の腰痛予防につながります。

【カイロ先生の体なび】は、毎週火曜に「体のしくみ・メカニズム」視点から、
土曜には「自宅でできるセルフケア・ストレッチ」をご紹介しています。