【カイロ先生の体なび】vol.12
朝起きると手がしびれるのはなぜ?
―神経・血流・姿勢の関係
はじめに:朝起きると手がしびれるのはなぜ?―神経・血流・姿勢の関係
「朝起きたら手がしびれていた…」そんな経験はありませんか?寝ている間に体に何か起きているのか、不安になりますよね。 実はこれは、多くの方が感じやすい症状のひとつです。
一時的なしびれの原因
寝ている間は同じ姿勢が長く続くため、腕や首のまわりの神経・血管が圧迫されることがあります。
- 横向きで寝て肩を下敷きにする
- 腕枕やうつ伏せ寝で腕を圧迫する
多くの場合、体を起こして少し動かせばしびれは解消されます。
姿勢や首の状態も影響する
一方で、慢性的に首や肩がこっていたり、猫背で胸が丸くなっていると、首の骨(頸椎)のすき間が狭くなり、神経を圧迫しやすくなります。 その影響で「寝ているときだけでなく、朝起きても手がしびれやすい」という状態になることがあります。
■ 要注意なしびれもある
- しびれが長時間続く
- 片側の腕や手だけに強く出る
- しびれだけでなく力が入りにくい
こうした場合は、一時的な寝姿勢の問題ではなく、神経や血管に何らかの障害がある可能性もあるため、専門機関でのチェックが必要です。
まとめ
朝の手のしびれは、たいていは「寝ている間の姿勢や圧迫」が原因です。しかし、繰り返す・長引くしびれには注意が必要。日常の姿勢改善や、首・肩まわりをゆるめるケアで、しびれの予防につなげていきましょう。 次回の「カイロ先生のストレッチなび」では、首・肩まわりをほぐして血流を促すストレッチをご紹介します!
【カイロ先生の体なび】は、毎週火曜に「体のしくみ・メカニズム」視点から、
土曜には「自宅でできるセルフケア・ストレッチ」をご紹介しています。