【カイロ先生の体なび】vol.15
歩くと足の裏が痛い?―足底腱膜炎の原因と仕組み
はじめに:歩くと足の裏が痛い?―足底腱膜炎の原因と仕組み
朝起きて一歩目を踏み出すとき、足の裏がズキッと痛む――そんな経験はありませんか?これは多くの場合、足底腱膜炎という症状のサインです。
足底腱膜って何?
足底腱膜は足の裏のアーチを支える強い組織です。
- 足の衝撃を吸収するクッションの役割
- 歩行や立位時の体重を支える
どうして朝一歩目が痛いの?
夜寝ている間、足底腱膜は縮んだ状態で休んでいます。
朝起きて足をつくと、いきなり腱膜が引き伸ばされるため、痛みが出やすいのです。
負担がかかる原因
- 長時間立ちっぱなしや歩きすぎ
- 足裏のアーチが低い・偏平足
- ふくらはぎや足首の柔軟性が不足
このような条件が重なると、腱膜に繰り返し負荷がかかり、炎症や痛みが慢性化しやすくなります。
まとめ
足底腱膜炎は、足の裏だけの問題ではなく、足首やふくらはぎ、アーチの状態も関係しています。
正しい理解と、軽いストレッチやセルフケアで痛みの予防が可能です。
次回の「カイロ先生のストレッチなび」では、足底とふくらはぎをゆるめる簡単セルフケアをご紹介します。
【カイロ先生の体なび】は、毎週火曜に「体のしくみ・メカニズム」視点から、
土曜には「自宅でできるセルフケア・ストレッチ」をご紹介しています。