古川第一施術院

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古川第一施術院の健康コラム

【カイロ先生の体なび】vol.18

デスクワーク首痛の正体 ― 前の筋肉がカギを握る

はじめに

長時間のデスクワークやスマホ操作で「首が重だるい」「肩こりが取れない」と感じる方は多いと思います。
一見すると首の後ろ側が原因に思えますが、実は 胸鎖乳突筋や斜角筋といった首の前側の筋肉 が大きく関わっているのをご存知でしょうか。

首の前の筋肉が固まる理由

頭の重さはボーリングの球ほどあり、これを支えるのが首の筋肉です。 デスクワークで頭が前に出る姿勢が続くと、胸鎖乳突筋や斜角筋が常に緊張した状態になり、首や肩の不快感につながります。

ストレートネックとの関係

本来、首にはゆるやかなカーブ(前弯)があり、衝撃を吸収する役割を果たしています。 しかし、首前側の筋肉が硬くなり頭が前に出た姿勢が続くと、このカーブが失われて ストレートネック の状態に。

ストレートネックになると、

  • 首の衝撃吸収力が低下し、首や肩の筋肉に負担がかかる
  • 頭部や肩に行く血流や神経が圧迫されやすくなる
  • 肩こり・頭痛・めまいなどの症状として現れる
といった影響が出やすくなります。

ケアのポイント

首の不調をやわらげるには、後ろ側だけでなく前の筋肉を緩めることが大切です。 セルフストレッチで胸鎖乳突筋や斜角筋をゆるめることで、呼吸がしやすくなったり、首の軽さを感じやすくなります。

カイロプラクティックの視点

セルフケアと合わせて、カイロプラクティックによる頸椎や肩甲帯のバランス調整 も有効です。 筋肉と骨格の両面から整えることで、ストレートネックやデスクワーク首痛の改善・予防につながります。

まとめ:作業は「こまめに休憩」がポイント

首前の筋肉の緊張が、肩こりや頭痛の原因になることがわかりました。まずは簡単なセルフストレッチでゆるめてみましょう。週末には、さらに効果的なストレッチ法をご紹介します。

👉 次回の土曜コラムでは、デスクの合間でもできる 胸鎖乳突筋・斜角筋のセルフストレッチ を紹介します。
首の前側をほぐすことで、肩こりや頭の重さもラクになる実感が得やすくなります。

【カイロ先生の体なび】は、毎週火曜に「体のしくみ・メカニズム」視点から、
土曜には「自宅でできるセルフケア・ストレッチ」をご紹介しています。