古川第一施術院

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古川第一施術院の健康コラム

【カイロ先生の体なび】vol.21

手の痛み・しびれのカギは “手の中の小さな筋肉” にあり

中腰姿勢、放っておくと危険!?

はじめに:指先よりも「手の中」で起こっていること

手は、20個以上の小さな骨が組み合わさってできています。 その骨同士を支え、指を動かすのが「手の中にある筋肉」です。 親指のつけ根のふくらみ(母指球)や、指の動きを繊細にコントロールする小さな筋肉(虫様筋)など、普段は意識しにくい筋肉たちですが、 これらがあるおかげで細かい作業が可能になっています。

手を痛めやすい動作・環境

デスクワーク、スマホ操作、マウスのクリック、家事や手作業。 これらの動作では、指の付け根や指の第二関節を中心に小さな筋肉が長時間緊張します。 結果として、手の甲の痛みや母指球のだるさ、指の疲労感などが出やすくなります。 手のしびれがある場合は、神経の圧迫の可能性もあるため、単なる筋肉疲労とは区別が必要です。

痛みやしびれの裏にある骨と神経

手の小さな骨(手根骨)がわずかにずれると、筋肉の働きが制限されるだけでなく、 神経の通り道が圧迫されることがあります。 その結果、「物を握るとだるい」「手先がジンジンする」といった症状につながることもあります。

カイロプラクティックの視点から

カイロプラクティックでは、手首や肘、手根骨の正常な位置に整え、 神経の流れと筋肉の働きをスムーズにすることを重視します。 調整により、血流や神経の圧迫が改善され、 筋肉の緊張が緩みやすくなることがあります。 痛みやだるさ、手の使いにくさを放置せず、適切に評価・ケアすることが大切です。

まとめ

手の中の筋肉は、普段目に見えないからこそケアが後回しになりがちです。 次回の「カイロ先生のストレッチなび」では、母指球を作る筋肉や手の中にある筋肉をやさしくほぐすセルフケア方法をご紹介します。

【カイロ先生の体なび】は、毎週火曜に「体のしくみ・メカニズム」視点から、
土曜には「自宅でできるセルフケア・ストレッチ」をご紹介しています。