寒さと疲労で起こる“ぎっくり腰”の正体
はじめに
朝晩の冷えが増すこの時期、
「朝、靴下を履こうとした瞬間に腰がピキッ」といったぎっくり腰の経験はありませんか?
ぎっくり腰は、突然起こるように感じますが、実は日常の小さな負担が積み重なって発症します。
原因
長時間のデスクワークや立ち仕事、寒さで体が縮こまる姿勢、睡眠不足や疲労などが背景です。
筋肉や筋膜が硬くなると、腰椎や仙腸関節への負担が増し、ちょっとした動作でも急激に痛みが出ることがあります。
デスクワーク以外にも、介護や看護の現場では、ベッドからの立ち上がりや入浴介助、患者さんの移動補助など、
中腰や前かがみの姿勢が日常的ですよね。
こうした姿勢を長時間続けると、腰や骨盤周りの筋肉が少しずつ硬くなり、疲労が蓄積していきます。
さらに11月後半のように朝晩が冷える時期は、筋肉や筋膜が縮こまりやすく、関節の可動性も落ちてしまいます。
その結果、ちょっとした動作――
特に注意したいのは、腰部深層筋(多裂筋や腸腰筋)や骨盤周囲の筋肉。 この筋肉が硬くなると、腰椎や仙腸関節にかかる負担が増え、ぎっくり腰のリスクが高まります。
カイロプラクティックの視点から
カイロプラクティックの視点では、腰椎・仙腸関節のアライメントが整っているかどうかが、ぎっくり腰のリスクに大きく影響します。 関節や筋肉が柔軟で正しい位置にあれば、日常の動きに対して体はより安全に対応できます。 アライメントを整えることで、日常的な中腰作業や立ち仕事の負荷を分散させ、ぎっくり腰の予防につながります。
まとめ:
この時期は特に、冷えや疲労が腰に“下準備”として溜まっていることを意識するとよいでしょう。
ぎっくり腰を未然に防ぐには、筋肉や関節をこまめにほぐすことがポイントです。
忙しい現場では「予防のための運動時間」が取りにくいかもしれません。
だからこそ、ちょっとした隙間時間に体をほぐす習慣を作ることが重要です。
体の柔軟性を保ち、冷えや疲労が溜まりすぎる前にケアすることで、ぎっくり腰を未然に防ぐことができます。
【カイロ先生の体なび】は、毎週火曜に「体のしくみ・メカニズム」視点から、
土曜には「自宅でできるセルフケア・ストレッチ」をご紹介しています。
