古川第一施術院

0229-23-1230
受付時間:AM9:00〜PM6:00

古川第一施術院の健康コラム

【カイロ先生の体なび】vol.24

こたつで寝落ちすると体はどうなる?

こたつ寝落ち

はじめに:微細な関節機能異常が血流・筋膜・代謝に影響

冬になると、こたつでうたた寝してしまうこと、ありませんか?
暖かくて居心地がよく、つい長時間同じ姿勢で過ごしてしまう…。
実はこの「ちょっとした寝落ち」、体には思った以上の影響があります。

① こたつでの寝姿勢がもたらす体の変化

  • 低いテーブルやこたつの端に骨盤をぶつけることがある
  • 前傾・丸まった姿勢で長時間過ごす
  • その結果、筋膜が硬くなり血流が滞りやすくなる
  • 外側は温かくても、内臓温は下がりやすく、代謝も低下

② こたつでの寝方が骨盤に与える影響

こたつで横になったり、座ったまま寝落ちしたりすると、骨盤や腰にわずかな衝撃や圧迫が加わることがあります。
多くの場合、骨盤の仙腸関節 に微細な機能異常(サブラクセーション)が生じ、体の巡りや筋膜、血流に影響します。

サブラクセーションとは、カイロプラクティックでいう 関節病変の一種 で、次のように定義されています

引用:(Meridel Gatterman, Chiropractic Subluxation: Clinical Implications, Enterprise, 監訳:竹谷内宏明)
「サブラクセーション:脱臼よりも程度が軽い関節病変」
「モーションセグメントのアライメント、正常運動、および・または生理学的機能に変化をきたした状態。ただし向き合う両関節表面は正常に保たれている。」
仙腸関節にこうした微細な影響が起こると:
  • 関節の動きや可動域が制限される
  • 周囲の筋膜や血管が影響を受ける
  • 深部循環や代謝が低下する
日常の小さな衝撃でも体は敏感に反応します。
交通事故の低速衝撃や靴の微細な機能異常でパフォーマンスが下がるのと同じ原理で、こたつで骨盤をぶつけることや座ったまま寝落ちすることでも同じような影響が起こります。

③ こたつ寝で起こるその他のリスク

  • 横になった状態で骨盤や腰をこたつにぶつける場合
  •   → 腰痛や違和感が発生しやすく、筋膜や血流にも影響
  • 座った状態でうたた寝する場合
  •   → 前傾・丸まり姿勢で肩こりや首こり、腰痛が起こる
  • 長時間同じ姿勢で過ごすと下半身の血流が滞り、むくみやだるさが起こる
  • 内臓温が下がりやすく、冬のだる重や年末年始の体調変化の下地になりやすい
症状の経過
こたつにぶつけるとぶつけた瞬間から痛くなる場合もありますが、夜ふとんで寝ている時の寝返りや日常生活により、徐々に負担が増加し、数日後に症状が現れるケースもあります。

④ 冬のこたつ生活で意識したいこと

  • こたつの高さを少し上げる、足を使うなど工夫すると、寝返りを打っても骨盤がぶつかりにくくなります
  • 長時間同じ姿勢にならないよう、こまめに立ち上がって体をほぐす
  • 下半身の血流を戻すストレッチや、横隔膜を動かす呼吸で内臓温を回復
  • 微細な関節機能異常は日常的に起こるので、体の巡りを意識することが大切

まとめ

こたつでのうたた寝は快適ですが、骨盤(仙腸関節)に微細な関節機能異常(サブラクセーション)を生むリスクがあります
その結果、筋膜・血流・代謝が偏り、だるさや腰痛を感じやすくなる
高さ調整やこまめな動きなど、簡単な工夫で予防可能
対策を意識しながら冬を過ごすことで、年末年始の体調を整えやすくなります

【カイロ先生の体なび】は、毎週火曜に「体のしくみ・メカニズム」視点から、
土曜には「自宅でできるセルフケア・ストレッチ」をご紹介しています。