古川第一施術院

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古川第一施術院の健康コラム

【カイロ先生の体なび】vol.37

O脚は膝の問題?
〜O脚のメカニズムと本当の原因〜

O脚

はじめに

「O脚を治したい」
「膝の間が空くのが気になる」
「将来、変形性膝関節症が心配」
O脚は“見た目”の問題として語られることが多いですが、
実は荷重のかかり方(アライメント)の問題です。
今日は、O脚の仕組みを整理します。

まず、O脚とは何か?

医学的には「膝の内反(ないはん)」と呼ばれます。
両足をそろえて立ったとき、

  • くるぶしはつく
  • でも膝の内側が離れる
これが一般的なO脚の状態です。
ただし、重要なのはここ。
多少の隙間は“正常範囲”です。
問題になるのは、
  • 明らかな左右差
  • 膝内側の痛み
  • 進行している変形
がある場合です。

成長過程でのO脚とX脚

実は、赤ちゃんはほぼ全員O脚です。
成長とともに変化します。

O脚(乳幼児)
ややX脚傾向(幼児期)
成人アライメントへ

つまり、
軽度のO脚は発達の一部。
大人になって残るものが問題になります。

O脚にはタイプがある

① 構造的O脚(骨の形状)

  • 大腿骨や脛骨そのものの変形
  • 進行した変形性膝関節症
この場合、骨の形が変わっています。
カイロプラクティックで
骨を真っ直ぐに戻すことはできません。

② 機能的O脚(最も多い)

  • 股関節の内旋制限
  • 中殿筋の機能低下
  • 大腿外側の過緊張
  • 足部の回内
  • 骨盤の傾き
このタイプは、
“膝が原因”ではないことがほとんど。

O脚のメカニズム

O脚は「膝の形」ではなく、
荷重線の内側偏位です。

骨盤が後傾・側方傾斜
股関節が外旋優位
膝が内反方向へ
膝の内側にストレス集中

膝は結果であって、原因ではない。
だから膝だけを見ても改善しないケースが多いのです。

O脚は股関節?骨盤?

答えは、
連鎖の問題。
特に多いのは、

  • 股関節の可動性低下
  • 外側優位の筋活動
  • 内側支持筋の弱化
骨盤の傾きが影響することもあります。
O脚を「膝だけ」で語るのは不十分です。

カイロ治療が有効なケース

  • 機能的O脚
  • 股関節や骨盤の可動制限がある
  • 左右差が大きい
  • 膝内側に慢性的負担がある
無効なのは、
  • 骨性変形が強いケース
  • 進行した関節変形

セルフチェック

  • ① 鏡の前で両足を揃え内くるぶしをつけて立ち、膝の間に指が何本入るかを確認
    ※指が2~3本以上入る場合は内反傾向あり
    (自分ではなくだれかに計ってもらいましょう)
  • ② 片脚立ちをする
    →立っている側の骨盤が外に流れないか
    →反対側の骨盤が大きく落ちないか
  • ③ 軽くしゃがむ
    →膝がさらに外へ張り出さないか
    →土ふまずの部分が落ちてないか、左右差はないか
  • ④ 仰向けで膝を伸ばして寝る
    →つま先が大きく外を向いていないか

一つでも当てはまれば、
機能的な要素が関わっている可能性があります。

まとめ:

機能的なO脚は膝だけの問題ではありません。
骨盤・股関節・足部まで含めた
“荷重のかかり方”の問題です。
構造的なO脚変形は外科的な治療が必要です。
しかし、
機能的なアンバランスは整えることができます。
大切なのは、
自分のO脚がどのタイプなのかを知ること。
そこから対策が始まります。

【カイロ先生の体なび】は、毎週火曜に「体のしくみ・メカニズム」視点から、
土曜には「自宅でできるセルフケア・ストレッチ」をご紹介しています。