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古川第一施術院の健康コラム
【カイロ先生の姿勢ラボ】vol.7

座りすぎで腰がつらい理由|骨盤のゆがみとインナーマッスルの関係

LBP

はじめに

前回は首や肩のこりについて解説しましたが、同じ「長時間の座り姿勢」は腰にも大きな負担をかけます。
特にデスクワークやスマホ操作が増えた現代では、無意識のうちに骨盤が崩れ、腰にストレスが蓄積しやすい状態になっています。
今回は、腰痛が起こる具体的なメカニズムを「骨盤の角度」と「体幹の働き」という2つの視点から解説します。

座っていると腰の負担は“約1.4倍”になる

実は座っている姿勢は、立っているときよりも腰への負担が大きくなることが知られています。
特に問題になるのは「背中が丸まった座り方」です。
この姿勢では

  • 骨盤が後ろに倒れる(後傾)
  • 腰のカーブ(前弯)が失われる
  • 椎間板の後方に圧力が集中する
結果として、腰まわりの組織に持続的なストレスがかかり、だるさや痛みにつながります。

あなたはどっち?反り腰タイプ vs 丸まり腰タイプ

腰の負担のかかり方は、大きく2つのタイプに分かれます。

① 丸まり腰タイプ(骨盤後傾)

  • 背中が丸くなる
  • お尻が前に滑るような座り方
  • だらっと座るクセがある
👉特徴
腰のカーブがなくなり、椎間板への圧力が増える
→「重だるい腰痛」になりやすい

② 反り腰タイプ(骨盤前傾)

  • 背筋を伸ばそうとして反りすぎる
  • 腰が常に緊張している
  • ヒールを履くことが多い
👉特徴
腰の筋肉が過剰に働き続ける
→「張り・突っ張り感のある腰痛」になりやすい
どちらも一見違う姿勢ですが、共通しているのは
👉腰に負担が集中している状態です。

骨盤が崩れると“腰だけで支える状態”になる

骨盤の傾きが崩れると、体のバランスを保つために腰の筋肉が過剰に働きます。
本来は

骨盤+体幹+背骨で分散されるはずの負担が
腰の筋肉に集中する状態になります
特に影響を受けやすいのが
  • 脊柱起立筋(背中側)
  • 腰方形筋(腰の奥)
これらが働き続けることで、慢性的な張りや痛みにつながります。

インナーマッスルが働かないと腰は安定しない

体を支えるためには、腹横筋や多裂筋といったインナーマッスルの働きが不可欠です。
しかし長時間の座り姿勢では

  • お腹の力が抜ける
  • 呼吸が浅くなる
  • 体幹が使われない
といった状態になり、これらの筋肉がうまく機能しません。
結果として、腰は「支えがない状態」となり、負担が増えてしまいます。

NG座り方チェックリスト

次の項目に当てはまる方は、腰への負担が大きくなっている可能性があります。

  • 背もたれにダラっともたれている
  • お尻が前にずれている
  • 足を組むクセがある
  • 長時間同じ姿勢で動かない
  • パソコンやスマホを見るとき顔が前に出る
  • 浅く座っている
2つ以上当てはまる場合は、骨盤が崩れている可能性があります。

改善のポイントは“骨盤+股関節”

腰の負担を軽減するためには、腰そのものではなく

  • 骨盤の位置を整える
  • 股関節の動きを改善する
ことが重要です。
この2つが整うことで、腰に集中していた負担が分散され、自然と楽な状態に近づきます。

まとめ:

腰の不調は「腰そのもの」よりも、骨盤や体幹の機能低下が関係しているケースが多く見られます。
まずはご自身の座り方をチェックすることから始めてみてください。
次回は、固まりやすい骨盤まわりや股関節を動かし、腰の負担を軽減するストレッチをご紹介します。
日常に取り入れやすい内容ですので、ぜひ続けてご覧ください。

慢性的な腰の違和感や痛みが続く場合は、骨盤バランスの崩れが影響していることもあります。
当院では、お身体の状態に合わせた施術とセルフケアのアドバイスを行っていますので、お気軽にご相談ください。

【カイロ先生の体なび】は、毎週火曜に「体のしくみ・メカニズム」視点から、
土曜には「自宅でできるセルフケア・ストレッチ」をご紹介しています。