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古川第一施術院の健康コラム
【カイロ先生の体なび】vol.42

肩が上がらないのは肩のせいじゃない?見落とされがちな3つの原因

肩上がらない

はじめに

「最近、肩が上がらない」
「服を着るときに引っかかる」
そんなとき、多くの人は

「四十肩・五十肩かな?」
と感じるのではないでしょうか。
もちろん、実際にそういった状態であるケースもあります。
ただ一方で、
肩そのものではなく“周りの動き”が原因で上がらなくなっているケース
も非常に多いのです。
この場合、肩だけをケアしてもなかなか改善しません。
今回は、見落とされがちな「肩以外の原因」を3つに分けて解説します。

肩を動かしているのは“肩だけじゃない”

腕を上げる動きは、肩関節だけで行われているわけではありません。

  • 肩関節
  • 肩甲骨
  • 胸郭(肋骨)
  • 背骨(特に胸椎)
これらが連動することで、スムーズに腕が上がります。
つまり逆に言えば、
どこか一つでも動きが悪いと、肩は上がりにくくなる
ということです。

原因① 胸郭が硬い(呼吸が浅い)

胸郭とは、肋骨まわりのことです。
ここが硬くなると、腕を上げるための“スペース”が作れなくなります。
特に多いのが

  • デスクワーク
  • スマホ姿勢
  • 浅い呼吸
こういった状態が続くと、肋骨の動きが小さくなり、結果的に肩の可動域も制限されます。
呼吸が浅い人ほど、肩は上がりにくくなります。

原因② 肩甲骨が動いていない

肩甲骨は“背中で浮いて動く骨”です。
腕を上げるとき、本来はこの肩甲骨が上方向に回る(上方回旋)ことで動きをサポートします。
しかし

  • 巻き肩
  • 猫背
  • 長時間同じ姿勢
こういった状態が続くと、肩甲骨はほとんど動かなくなります。
その結果、肩関節だけで無理に動かそうとして
引っかかりや痛みが出やすくなります。

原因③ 背骨(胸椎)が丸まっている

背骨の中でも、特に胸椎の動きは重要です。
腕をしっかり上げるには、胸椎が軽く反る(伸展する)必要があります。
ですが

  • 猫背姿勢
  • 前かがみの作業
これらが続くと、胸椎は常に丸まった状態になります。
その結果
腕を上げる動きが制限される
無理に上げて肩に負担がかかる
という流れが起こります。

セルフチェック方法

自分がどのタイプか、簡単にチェックしてみましょう。

壁立ちチェック

壁に背中をつけて立ち、腕を上げてみます。

  • スムーズに上がる → OK
  • 腰が反る/腕が途中で止まる → 要注意

バンザイテスト

仰向けで寝て、腕をバンザイしてみます。

  • 手が床につく → OK
  • 浮く/引っかかる → 可動域制限あり

まとめ:

肩が上がらないとき、

「四十肩・五十肩かな?」と思うのは自然なことです。
ただ実際には、
  • 胸郭(呼吸)
  • 肩甲骨
  • 胸椎
といった“肩以外の動き”が原因になっているケースも多くあります。
肩だけをケアしても改善しない場合は、体全体の動きを見直すことが大切です。

次回予告
次回は、今回紹介した原因に対して
自宅でできるストレッチ・セルフケア方法
をわかりやすく紹介します。
【健康コラム】は、毎週火曜に「体のしくみ・メカニズム」視点から、
土曜には「自宅でできるセルフケア・ストレッチ」をご紹介しています。