湿布を貼れば治る?|肩こり・腰痛でよくある5つの勘違い
はじめに
肩こりや腰痛を感じたとき、
「とりあえず湿布を貼っておこう」
という方は多いのではないでしょうか。
ドラッグストアでも手軽に購入できるため、家庭の常備薬として置いている方も少なくありません。
湿布は痛みや炎症を和らげる際に役立つことがありますが、「貼れば治る」と思われがちな一方で、実は誤解されていることも多くあります。
今回は、肩こりや腰痛でよくある「湿布の勘違い」を5つご紹介します。
勘違い① 湿布を貼れば肩こりや腰痛は治る?
湿布は、肩こりや腰痛の原因そのものを治すものではありません。
湿布に含まれる成分には、炎症を抑えたり痛みを和らげたりする働きがあります。
そのため、一時的に痛みが軽くなったように感じることがありますが、
姿勢や筋肉の緊張、体の使い方などが原因であれば、それらを改善しなければ同じ症状を繰り返すこともあります。
勘違い② 冷湿布は患部を冷やし、温湿布は温めている?
実は、冷湿布と温湿布の違いは「感じ方」の違いが中心です。
冷湿布にはメントールなどが配合され、貼るとひんやり感じます。
一方、温湿布にはトウガラシ成分などが含まれ、温かく感じます。
どちらも皮膚の表面に「冷たい」「温かい」という刺激を与えていますが、氷で冷やしたり、ホットパックやホッカイロで温めたりするような効果とは異なります。
そのため、「冷湿布だから患部を冷却している」「温湿布だから深部まで温めている」というわけではありません。
勘違い③ 痛みがなくなるまで貼り続けた方がいい?
湿布を長期間貼り続けても、原因が改善するわけではありません。
また、同じ場所に貼り続けることで、
- かぶれ
- かゆみ
- 赤み
使用方法や使用期間は、製品の説明書や医師・薬剤師の指示に従うようにしましょう。
勘違い④ 痛みがあるときは動かさない方がいい?
急性の強い痛みやケガの場合を除き、痛みが落ち着いてきたら無理のない範囲で体を動かすことも大切です。
長期間まったく動かさないでいると、筋肉や関節が硬くなり、かえって回復に時間がかかることもあります。
体調や痛みの程度に合わせて、少しずつ日常生活や軽い運動を取り入れることが、体の機能維持にもつながります。
勘違い⑤ 湿布だけでセルフケアは十分?
湿布はセルフケアの一つですが、それだけで十分とは限りません。
例えば、
- 長時間同じ姿勢を避ける
- 適度に体を動かす
- ストレッチを取り入れる
- 入浴などで体を温める(急性の炎症がある場合を除く)
日頃から体を動かす習慣を意識することで、筋肉への負担を軽減しやすくなります。
湿布を上手に活用しましょう
湿布は、痛みや炎症を和らげるための心強いアイテムです。
しかし、「貼れば治る」と考えるのではなく、症状を和らげながら生活習慣や体の使い方も見直していくことが大切です。
症状が長く続く場合や、しびれ・強い痛み・力が入りにくいなどの症状がある場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。
まとめ:
湿布には痛みを和らげる役割がありますが、肩こりや腰痛の原因そのものを取り除くものではありません。
「なぜ肩や腰に負担がかかっているのか」を知り、姿勢や生活習慣、適度な運動なども取り入れることが、再発予防につながります。
次回は、「肩こり・腰痛をため込まない|毎日3分でできるセルフストレッチ」と題して、自宅で簡単にできるストレッチをご紹介します。
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