抱っこで肩や腰がつらい…
実は体の使い方が原因かもしれません
はじめに
赤ちゃんとの生活は喜びがいっぱいですが、その一方で体への負担も少なくありません。
抱っこや授乳、おむつ替え、ベビーカーへの乗せ降ろしなど、毎日何度も同じ動作を繰り返しています。
「最近、肩こりがひどい…」
「腰が痛くて抱っこがつらい…」
そんな症状を、「子育て中だから仕方ない」と我慢している方も多いのではないでしょうか。
しかし、その痛みは単に抱っこの回数が多いからではなく、体の使い方や姿勢のクセが関係していることもあります。
カイロ先生の豆知識
生後6か月頃の赤ちゃんの体重は約7〜8kg、1歳頃には約9〜10kgになることが多いとされています。
この重さを毎日何度も抱き上げたり、抱っこしたりすることは、大人にとって想像以上の負担になります。
さらに赤ちゃんは成長とともに動きも活発になるため、無意識のうちに体をひねったり、片側へ体重を預けたりする場面も増え、肩や腰への負担はさらに大きくなります。
なぜ抱っこで肩や腰が痛くなるの?
① いつも同じ側で抱っこしている
利き手や抱っこしやすさから、いつも同じ腕で抱っこしてしまう方は少なくありません。
同じ側ばかり使っていると、片方の肩や背中、骨盤まわりの筋肉に負担が集中し、姿勢のバランスも崩れやすくなります。
② 前かがみの姿勢が続く
授乳やおむつ替えでは、赤ちゃんを見ようとして首が前へ出たり、背中が丸くなったりしやすくなります。
この姿勢が続くことで首や肩、背中の筋肉が緊張し、肩こりや腰痛につながることがあります。
③ 腰だけで抱き上げている
床やベッドから赤ちゃんを抱き上げるとき、腰だけを曲げて持ち上げてしまうと、腰へ大きな負担がかかります。
本来は膝や股関節を使い、体全体で持ち上げることが大切です。
今日からできる負担を減らすコツ
① 左右を意識して抱っこする
毎回同じ側ではなく、無理のない範囲で左右を交代してみましょう。
片側だけに負担が集中することを防ぎやすくなります。
② 赤ちゃんを体に近づけて抱き上げる
腕だけを伸ばして抱き上げるよりも、一度赤ちゃんを自分の体へ近づけてから持ち上げる方が、腰への負担を軽減できます。
③ 足を使って立ち上がる
抱き上げるときは、腰だけを曲げるのではなく、膝と股関節を使ってしゃがみ、脚の力を利用して立ち上がることを意識しましょう。
④ 一日の中で体をリセットする時間を作る
肩を回したり、背伸びをしたりするだけでも筋肉の緊張を和らげることができます。
育児の合間に1〜2分でも体を動かす時間を作ることが、負担の蓄積を防ぐポイントです。
カイロプラクティックでできること
抱っこによる肩や腰の痛みは、痛い場所だけが原因とは限りません。
産後はホルモンの影響でゆるんでいた靱帯が徐々に回復していく時期でもあり、その中で抱っこや授乳などの育児が始まるため、姿勢や体の使い方のクセが身につきやすくなります。
また、骨盤だけでなく、股関節や背骨、肩甲骨の動きが悪くなることで、一部の筋肉や関節へ負担が集中してしまうこともあります。
当院では、お身体の状態や生活スタイルを丁寧にお伺いしながら、姿勢や関節の動き、育児中の体の使い方まで確認し、お一人おひとりに合わせた施術とセルフケアをご提案しています。
まとめ:
抱っこは毎日の育児に欠かせないものだからこそ、小さな負担が積み重なりやすい動作です。
「子育て中だから仕方ない」と我慢するのではなく、体の使い方を少し見直すだけでも、肩や腰への負担を軽減できることがあります。
毎日頑張っているからこそ、ご自身の体のケアも大切にしてください。
抱っこで肩や腰がつらいときは、痛い場所だけを見るのではなく、「いつもどちらで抱っこしているかな?」「同じ姿勢が続いていないかな?」と一度振り返ってみましょう。 体の使い方のクセに気付くだけでも、負担を減らす第一歩になります。
- 抱っこをすると肩や腰がつらい
- 産後から腰痛や肩こりが続いている
- 左右どちらかばかりで抱っこしてしまう
- 骨盤まわりがぐらつく感じがする
- 子育てを楽しみたいけれど、体が思うようについてこない
このようなお悩みは、毎日の育児による体の使い方や姿勢が影響していることも少なくありません。
当院では、産後のお身体の状態や生活スタイルに合わせて、姿勢や骨盤のバランス、関節の動きまで丁寧に確認し、育児中の負担を少しでも軽減できるようサポートしています。
**「これくらいなら我慢できるから…」と思わず、お身体の不調や気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。**
※赤ちゃんと一緒のご来院についても、事前にお気軽にご相談ください。
育児や家事の合間にできるセルフケアをご紹介します。仕事前や日中のリフレッシュにおすすめのAIS(アクティブ・アイソレーテッド・ストレッチ)と、お風呂上がりや就寝前におすすめのスタティックストレッチを使い分けながら、肩・背中・股関節の負担を和らげる方法をわかりやすく解説します。
【健康コラム】は、毎週火曜に「体のしくみ・メカニズム」視点から、
土曜には「自宅でできるセルフケア・ストレッチ」をご紹介しています。
