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古川第一施術院の健康コラム
【カイロ先生の体なび】vol.58

膝の裏にある小さな筋肉|膝窩筋の役割と働き

膝窩筋の役割

はじめに

膝の裏側には、「膝窩筋(しつかきん)」という小さな筋肉があります。
大腿四頭筋やハムストリングスのような大きな筋肉に比べると、あまり知られていない筋肉ですが、膝を動かすときに重要な役割を担っています。
今回は、そんな「膝窩筋」がどこにあり、どんな働きをしているのかを見ていきましょう。

膝窩筋ってどこにある?

膝窩筋は、その名前の通り膝の裏側(膝窩)にある筋肉です。
膝の後ろの深いところに位置し、大腿骨と脛骨をつないでいます。
表面からは触れにくい小さな筋肉なので、普段その存在を意識することはほとんどありません。
しかし、膝を動かすときにはしっかり働いています。

膝窩筋

膝窩筋は何をしている?

膝窩筋の大切な役割の一つが、膝の曲げ始めをサポートすることです。
膝を伸ばして立っている状態から、膝を曲げていくとき、膝窩筋が働いて膝関節の動きを助けます。
また、膝関節を安定させる働きにも関わっています。
膝は単純に「蝶番のように曲げ伸ばしするだけ」の関節ではありません。
実際には、曲げ伸ばしの際に骨同士がわずかに回旋しながら動いています。
膝窩筋は、こうした複雑な膝の動きをサポートする筋肉の一つです。

歩くときにも働いている

膝窩筋は、特別な運動をするときだけ働くわけではありません。
例えば、

  • 歩く
  • 階段を上る・下りる
  • 椅子から立ち上がる
  • しゃがむ
  • 膝を曲げて方向を変える
など、日常のさまざまな動作で膝が動くときに関わっています。
特に、膝を伸ばして立っている状態から動き始めるときには、膝周辺の筋肉が協調して働くことが大切です。

小さい筋肉なのに重要なの?

筋肉は、大きければ重要、小さければ重要ではない、というわけではありません。
大腿四頭筋やハムストリングスのような大きな筋肉が、膝を大きく動かしたり力を発揮したりする一方で、膝窩筋のような小さな筋肉は、**関節の動きを細かく調整する役割**を担っています。
いわば、膝の大きな動きを支える「調整役」のような存在です。

「膝が痛い=膝窩筋が原因」ではありません

ここは大切なポイントです。
膝の痛みには、

  • 筋肉
  • 腱や靭帯
  • 半月板
  • 関節
  • 姿勢や動作
  • 運動量
  • 外傷
など、さまざまな要因が関係する可能性があります。
そのため、膝の裏が気になるからといって、必ず膝窩筋に問題があるとは限りません。
今回紹介した膝窩筋も、**膝の動きを支えるたくさんの組織の中の一つ**として知っておくとよいでしょう。

膝窩筋を意識して動かしてみよう

膝窩筋は深い位置にあるため、「ここを直接伸ばそう」とするのは簡単ではありません。
そこで、まずは膝を軽く曲げ伸ばしして、膝の裏側がどのように動いているかを意識してみるところから始めてみましょう。
椅子に座った状態で、

  1. 足を床につける
  2. 膝を軽く伸ばす
  3. ゆっくり膝を曲げる
  4. 膝の裏側の動きを意識する
  5. 無理のない範囲で数回繰り返す
という程度でも構いません。
痛みがある場合は無理に動かさず、動かして痛みが強くなる場合には中止しましょう。

カイロ先生の豆知識

膝窩筋は、膝の曲げ始めに関わるだけでなく、膝を伸ばして立っている状態から動き出すときにも重要な働きをしています。
膝は「曲げる・伸ばす」だけの単純な関節ではなく、動きの中で骨がわずかに回旋するなど、複雑な動きをしています。
膝窩筋は、こうした膝の細かな動きを支える筋肉の一つです。
小さな筋肉だからといって、役割まで小さいとは限りません。
普段あまり意識しない筋肉に目を向けてみると、体の動きがまた違って見えてきます。

今日覚えてほしいこと

膝の裏には「膝窩筋」という小さな筋肉があります。
膝を曲げ始める動きや、膝関節の安定した動きに関わる筋肉の一つです。
普段はなかなか意識しない筋肉ですが、私たちが歩いたり、立ったり、しゃがんだりするときに働いています。
体には、このように「知らないけれど毎日働いている筋肉」がたくさんあります。
次に膝を動かすときは、膝の裏にも少し意識を向けてみてください。

まとめ:

膝窩筋は、膝の裏側にある小さな筋肉ですが、膝を曲げ始める動きや関節の安定に関わっています。
大腿四頭筋やハムストリングスのような大きな筋肉だけでなく、このような小さな筋肉も協調して働くことで、私たちは歩いたり、立ったり、しゃがんだりすることができます。
膝の痛みがあるからといって、必ず膝窩筋が原因とは限りません。痛みの場所だけを見るのではなく、膝の周囲にある筋肉や関節がどのように働いているのかを知ることも、体を理解する大切な一歩です。

カイロ先生のワンポイントアドバイス

「痛いところ」だけを見るのではなく、そこを動かしている筋肉や関節の働きを知ることも、体を理解する第一歩です。
膝の痛みや動かしにくさが続く場合は、自己判断で無理にストレッチを行わず、まずは原因を確認することをおすすめします。

📅 次回予告:
カイロ先生のストレッチなび

次回は「膝窩筋を実際に動かしてみよう!」。膝窩筋の働きを意識しながらできる、やさしいセルフケアをご紹介します。
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