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古川第一施術院の健康コラム
【カイロ先生の体なび】vol.60

ゴルフのスイングで体はどう動く?|肩・背中・胸郭の連動を知ろう

ゴルフスイング

はじめに

ゴルフをしている方なら、一度は
「もっと飛距離を伸ばしたい」
「スイングすると肩が疲れる」
「ラウンドの後に背中が張る」
と感じたことがあるかもしれません。
ゴルフというと「腰を回すスポーツ」というイメージを持つ方も多いですが、実際のスイングでは、骨盤・体幹・肩・腕などが順番に連動して動きます。
今回はその中でも、最近の記事であまり取り上げていなかった**上半身の動き**に注目してみましょう。

ゴルフのスイングは「腕だけ」ではない

ゴルフクラブを持っているのは手です。
そのため、
「腕を大きく振ればボールも遠くへ飛ぶ」
と思ってしまいそうですが、スイングでは腕だけを動かしているわけではありません。
バックスイングでは体を後方へ回し、ダウンスイングからインパクトに向かって再び体を回転させていきます。
このとき、
骨盤 → 体幹 → 肩・肩甲帯 → 腕 → クラブ
というように、体の各部分が連動して動きます。
ゴルフスイングの研究では、このような体の各部分の動きのタイミングや回転が詳しく調べられています。
つまり、クラブを振っているのは腕だけに見えても、その動きを作っているのは**全身の連携**なのです。

肩甲骨も動いている

ゴルフで意外と意識されにくいのが、肩甲骨です。
肩甲骨は背中側にある骨で、腕の動きと一緒に動きます。
例えば、腕を前に伸ばしたり、頭の上に上げたりすると、肩の関節だけでなく肩甲骨も動きます。
ゴルフのスイングでも同じです。
バックスイングで腕を後ろへ引き、ダウンスイングからフォロースルーへ移るときには、肩甲骨や肩まわりも連動して動きます。
そのため、
「肩を回している」=「肩関節だけが動いている」
というわけではありません。
肩甲骨を含めた肩まわり全体が、体幹の回旋と一緒に動いているのです。

胸郭もスイングに関係する

もう一つ注目したいのが胸郭(きょうかく)です。
胸郭とは、肋骨や胸骨、胸椎などで構成される胸の部分の骨格です。
ゴルフのスイングでは、この胸郭も回旋します。
バックスイングで体をひねるとき、腰だけをひねっているわけではありません。
骨盤・背骨・胸郭・肩まわり
がそれぞれ動きながら、全体として大きな回旋運動を作っています。
そのため、胸郭が動きにくい状態では、スイング時に別の部分へ負担が集中する可能性があります。
ただし、「胸郭が硬いから必ず腰を痛める」というように単純に考えることはできません。
体の動きには個人差があり、クラブやフォーム、体力、経験などさまざまな要素が関係します。

「肩だけ」「腰だけ」と考えないことが大切

ゴルフで体のどこかが疲れると、
「肩が悪いのかな?」
「腰が硬いのかな?」
と、その場所だけに注目しがちです。
しかし、スイングのような全身運動では、一つの関節や筋肉だけで動作が完結するわけではありません。
例えば、

足元で体を支える
骨盤が回る
体幹・胸郭が回る
肩・肩甲骨が動く
腕・手へ動きが伝わる
というように、体全体がつながっています。
だからこそ、ゴルフのセルフケアを考えるときも「痛いところだけを伸ばす」のではなく、スイングで使う体全体を動かしておくという考え方が大切になります。

ゴルフをしない人にも役立つ「体の連動」

ここまで読むと、
「ゴルフをしないから関係ないな」
と思うかもしれません。
でも、実はそうでもありません。
ゴルフのスイングは、体をひねる・腕を動かす・体幹を安定させるという、日常生活にも登場する動きを組み合わせています。
例えば、

  • 後ろを振り返る
  • 高いところに手を伸ばす
  • 荷物を持って方向を変える
  • 子どもを抱えたまま振り向く
といった動作にも、体幹と肩・腕の連動が関係しています。
スポーツをきっかけに体の仕組みを知っておくと、普段の動作を見直すヒントにもなります。

カイロ先生の豆知識

ゴルフスイングでは、体の各部分がバラバラに動くのではなく、それぞれの動きがタイミングを合わせながら連動することが重要です。
研究では、骨盤・体幹・腕などの回転速度やタイミングについて多くの研究が行われています。
ただし、「この順番で動けば誰でも飛距離が伸びる」というほど単純ではありません。
実際には、技術レベルや体格、利き手、クラブなどによって動きには違いがあります。

今日覚えてほしいこと

ゴルフのスイングは、腕だけでクラブを振る動きではありません。
骨盤・体幹・胸郭・肩甲骨・腕などが連動して動くことで、一つの大きなスイングになります。
特に上半身では、肩だけではなく「肩甲骨+胸郭」まで含めて考えると、体の動きがイメージしやすくなります。

まとめ:

ゴルフのスイングは、一見すると腕でクラブを振っているように見えますが、実際には骨盤や体幹、胸郭、肩、肩甲骨、腕などが連動する全身運動です。
上半身だけを見ても、一つの場所だけで動きを作っているわけではありません。
ゴルフをしている方はもちろん、ゴルフをしない方にとっても、こうした体の「連動」を知ることは、自分の動き方を見直すきっかけになります。
普段から肩だけ、腰だけと考えるのではなく、体全体がどのようにつながって動いているのかを意識してみましょう。

カイロ先生のワンポイントアドバイス

ゴルフの予定がある日は、いきなりクラブを振り始めるのではなく、まず肩・胸・背中を軽く動かしてから始めましょう。
特に、普段あまり体をひねる動作をしない方は、スイング前に体を少しずつ動かしておくことが大切です。
無理に大きくひねる必要はありません。
「肩を回す」「胸を左右に向ける」など、痛みのない範囲で体を動かすところから始めてみましょう。

📅 次回予告:
カイロ先生のストレッチなび

次回の「ストレッチなび」では、今回紹介したゴルフのスイングに関係する肩・胸・背中**に注目。
ラウンド前後にも取り入れやすい、簡単なセルフケアをご紹介します。
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