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古川第一施術院の健康コラム
【カイロ先生の体なび】vol.42

パッシブケアとアクティブケア
自分で頑張る前に知っておきたいこと

パッシブケアとアクティブケア

はじめに

体の不調を自分で改善しようとすることは大切。でも、「自分で頑張る=いつでも運動やトレーニングをすること」ではありません。パッシブケアとアクティブケア、それぞれの役割と使い分けについて考えてみましょう。

「自分で頑張ればいい」は本当?

健康に関心が高い方ほど、
「運動したほうがいいですよね?」
「筋トレをすれば良くなりますか?」
「家でもストレッチしたほうがいいですか?」
と考えることがあります。
もちろん、自分の体を自分で動かしたり、日頃から運動習慣をつくったりすることは大切です。
ただし、ここで一つ知っておきたいのが、
「自分で何とかしようとすること」と「今の体に必要なことをすること」は、同じではない
ということです。
体の状態によっては、積極的に運動するよりも、まず負担を減らしたり、体を整えたりすることが適している場合があります。
そこで今回は、ケアを考えるときに知っておきたい「パッシブケア」と「アクティブケア」についてご紹介します。

パッシブケアとは?

パッシブケアとは、簡単にいうと自分で積極的に運動するのではなく、外からのサポートを受けながら体を整えていく方法です。
たとえば、

  • 施術を受ける
  • 関節や筋肉に対する手技を受ける
  • 必要に応じて体を休ませる
  • 動作や姿勢についてサポートを受ける
などが考えられます。
「何もしない」という意味ではありません。
自分で積極的に体を動かすことをいったん控えながら、現在の状態に合わせて体を整えたり、負担を減らしたりすることもケアの一つです。

アクティブケアとは?

一方のアクティブケアは、自分自身が体を動かしながら取り組むケアです。
たとえば、

  • ストレッチ
  • 筋力トレーニング
  • 軽い運動
  • 関節を動かす運動
  • 姿勢や動作の練習
  • 日常生活での体の使い方を意識する
などがあります。
当院の健康コラムで紹介しているストレッチやセルフケアも、基本的にはアクティブケアに含まれます。
自分で取り組めるという意味では、とても大切な方法です。

では、どちらが良いのでしょう?

ここが一番大切なところです。
パッシブケアとアクティブケアには、「どちらが上」という関係はありません。
大切なのは、
今の体の状態に対して、どちらをどのくらい取り入れるのか
ということです。
症状の程度や経過、体を動かしたときの反応、普段の生活、運動習慣、目標などによっても、必要なケアは変わります。
同じ「腰が痛い」という人でも、

  • 動くと痛みが強くなる人
  • 少し動いたほうが楽になる人
  • 痛みは落ち着いてきている人
  • スポーツへの復帰を目指している人
では、同じ方法が適しているとは限りません。

筋トレはしたい?したくない?

初めて来院された方から、よく

  • 「何か筋トレをしたほうがいいですか?」
  • 「家でできる運動を教えてください」
と聞かれることがあります。
もちろん、必要であれば運動やトレーニングを取り入れていきます。
ただし、初回から必ず筋トレを始めればいい、というわけではありません。
まずは現在の体の状態を確認し、
「今は積極的に動かしていく段階なのか」
「まず負担を減らしながら体を整える段階なのか」
「軽い運動から始めたほうがいいのか」
などを考える必要があります。
たとえば、体を動かすこと自体が負担になっている状態で、いきなり強いトレーニングを始めてしまえば、かえって負担を増やしてしまう可能性があります。
反対に、状態が落ち着いてきているのに、いつまでも「休む・整える」だけでは、体力や動く能力を十分に取り戻せないこともあります。

ケアは「段階」を考える

体の状態が変化していく中では、ケアの内容も変わっていきます。
イメージとしては、

負担を減らす
無理のない範囲で動かす
軽い運動を取り入れる
筋力・持久力を高める
日常生活やスポーツなど、目的の動きに戻していく
というように、段階的に考えることができます。
もちろん、すべての人がこの順番で進むわけではありません。
症状や体の状態によって、途中で戻ったり、複数の方法を並行して行ったりすることもあります。
大切なのは、「何をするか」だけではなく、「いつ、どのくらいするか」まで考えることです。

パッシブケアとアクティブケアの一般的な割合

アクティブケアも「やりすぎ」には注意

「自分でできるから」といって、アクティブケアをたくさん行えばよいわけでもありません。
ストレッチを何回も繰り返したり、筋トレを頑張りすぎたり、痛みを我慢して運動を続けたりすると、体への負担が大きくなることがあります。
特に、
「やればやるほど早く良くなるはず」
「痛いけど、筋肉を鍛えれば大丈夫」
と考えてしまうのは注意が必要です。
セルフケアは、頑張った量を競うものではありません。
そのときの自分の体に合った方法を、無理のない範囲で続けることが大切です。

カイロ先生の豆知識

「パッシブ」と「アクティブ」という言葉は、ケアの方法を考えるときの一つの整理方法です。
パッシブケアは「人に任せる」、アクティブケアは「自分で頑張る」と単純に分けるものではありません。
たとえば、施術を受けながら自宅では軽い運動を行うなど、両方を組み合わせることもあります。
また、アクティブケアの中にも、軽い関節運動から筋力トレーニング、スポーツ動作の練習まで幅があります。
だからこそ、「運動する・しない」の二択ではなく、**今の体に必要な刺激を選ぶ**という考え方が大切です。

今日覚えてほしいこと

「自分で頑張ること」と「今の体に必要なこと」は違うことがあります。
パッシブケアもアクティブケアも、それぞれに役割があります。体の状態や回復の段階、目的に合わせて、内容や量を調整することが大切です。

まとめ:

健康のために自分で体を動かすことは、とても大切です。ただし、体の状態によっては、まず負担を減らしたり、外からのサポートを受けたりすることが必要な場合もあります。
大切なのは「自分で頑張るか、誰かに任せるか」ではありません。今の自分の体に何が必要なのかを考え、その時期に合ったケアを選ぶことです。「何をするか」だけでなく、「いつ、どのくらいするか」まで意識してみましょう。

カイロ先生のワンポイントアドバイス

セルフケアは、たくさんやれば良いわけではありません。
「今日は体を動かしたほうがいいのか、それとも少し休ませたほうがいいのか?」
そんな視点を持つことも、自分の体を大切にするセルフケアの一つです。

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