【カイロ先生のストレッチなび】vol.3
坐骨神経痛に効くセルフストレッチ|隙間時間・お風呂・寝る前にできる簡単ケア
はじめに
「座っているとお尻から足にかけて痛む…」「立ち上がるとズキッとくる…」
そんな坐骨神経痛に悩んでいる方へ。
痛みを和らげるカギは、神経の通り道にある筋肉のこわばりをゆるめることにあります。
今回は、隙間時間や寝る前、お風呂でもできる、やさしいセルフストレッチをご紹介します。
施術と並行して行うことで、より快適な毎日へ近づけます。
なぜストレッチが効くの?
坐骨神経は、腰からお尻、太もも、ふくらはぎを通って足先まで伸びています。
その通り道である**梨状筋(りじょうきん)や太ももの裏の筋肉(ハムストリングス)**が硬くなると、神経が圧迫されて痛みやしびれを引き起こします。
ストレッチでこれらの筋肉の柔軟性を保つことで、神経にかかるストレスをやわらげ、痛みを軽減することができます。
シーン別ストレッチ紹介
✅ 隙間時間に(椅子に座ったままでOK)
「座ってできるお尻ストレッチ」
- ① 椅子に浅めに座り、右足を左膝の上に乗せます(足を組むような形)。
- ② 背筋を伸ばしたまま、ゆっくり前に倒します。
- ③ お尻の奥が伸びていればOK。20〜30秒キープ。反対側も同様に。
👉デスクワーク中やテレビを見ながらもできるストレッチです。
✅ 寝る前に(布団やベッドの上で)
「仰向けでできる梨状筋ストレッチ」
- ① 仰向けに寝て、右足を左膝に引っ掛けます。
- ② 両手で左の太ももを抱えて(左太ももの後ろで指を組むように)、胸のほうに真っ直ぐ引き寄せます。
- ③ お尻に伸び感があればOK。ゆっくり呼吸しながら20〜30秒キープ。反対側も同様に。
👉副交感神経が優位になりやすく、リラックスした状態で行えます。
✅ お風呂で(湯船の中であたたまりながら)
「湯船でできる股関節ゆるめ」
- ① 湯船の中で、両足の裏を合わせてあぐらのように座ります(蝶々のポーズ)。
- ② 両膝を自然に広げ、太ももの内側をやさしく開いていきます。
- ③ 背筋を伸ばして深呼吸しながら20秒ほどキープ。
👉体が温まっている状態は筋肉がゆるみやすく、無理なく伸ばせます。
ストレッチをするときの注意点
- ・ 無理に伸ばさず、「心地よい」と感じる範囲で行う
- ・ 呼吸を止めず、ゆっくり息を吐きながら伸ばす
- ・ 痛みが強く出る場合は、中止または専門家に相談
まとめ:継続と組み合わせがカギ
セルフストレッチは、続けることが一番のポイントです。日々の動作や姿勢のクセも見直しながら、カイロプラクティック施術と並行して行うことで、根本的な改善や再発予防につながります。
前回の【カイロ先生の体なび】もぜひご覧ください。
2025.06.14
【カイロ先生の体なび】vol.3坐骨神経痛はなぜ起こる?神経の通り道とカイロプラクティックケア